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中西氏がウクレレ制作を始めたのは1958年から。当時はギターも制作していました。1960年後半、米国のマーティン社がウクレレの生産ラインを徐々に外していき、量産から撤退し始めます。その状況に困ってしまった米国のバイヤーは、名古屋の商社を通じて、腕のいいウクレレビルダーを日本で探し始めます。 やがて、その話は、中西清一氏に行き着き、中西氏は、マーティンウクレレに忠実なソプラノウクレレを作り上げます。 その丁寧な作りと音の良さが評価され、ブランドロゴも米国バイヤーの要望で「Nakanishi」となり、中西氏のウクレレはアメリカへ輸出されるようになりました。 当初は輸出向けであった「Nakanishi」ウクレレはキワヤ商会社長・岡本良二(当時)の目に止まり、岡本良二と2人3脚のような形で国産手工ウクレレの道を歩み始めます。 中西氏は、ハーブ・オオタ氏(オータサン)とも交流を持ち、制作を依頼されたコンサートウクレレの型は、オオタモデルとしてナカニシウクレレ・コンサートサイズの定番となりました。(2007年、オオタモデルの現物をハワイのウクレレコレクターであるJ.コジロー氏の自宅で確認)また近年、ミニコンサート型ウクレレやロイ・スメックモデル、カマカ・オールドパイナップルタイプなど、定番以外のユニークなウクレレ制作にも挑戦しました。 大正14年生まれの中西氏はあくなき挑戦を続けた国産ウクレレの偉大なる匠と言えるでしょう。 |
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